スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

見上げると、ある

夜と雲と太陽


何も無いことで有名な、埼玉県は南与野の駅前。
ひろーい空き地を、ショベルカーが掘ったり埋めたり。
何年も土遊びをしていることでも有名だ。

何も無いのか。
本当に何も無いのだろうか。

見上げると、ある。
スポンサーサイト

「三池 終わらない炭鉱の物語」 を 観る

三池


ポレポレ東中野という可愛い名前の映画館で、「三池 終わらない炭鉱の物語」を観た。監督は熊谷博子さん。監督のトークショーも行われるということで、喜び勇んで行ってまいりました。

この映画は、三池炭鉱を舞台としたドキュメンタリー。三池炭鉱は、福岡・熊本にあった炭鉱で、1997年に閉山した。

会場に入ってまず驚いたのはその客層。炭鉱のドキュメンタリー映画に、中学生と思しき女の子が二人組みで来ている。どこで聞きつけたのだろう。親御さんが炭鉱夫?うーん、東京だと考えにくい。他にも若いカップルがちらほらと目に入る。一万人を超えたという動員数は伊達では無かった。

上映前のトークショーで、熊谷監督が映画を撮るきっかけとなった出来事を紹介していた。
熊谷監督が三池を訪れた際、土地の人はよくこう話したという。
「負の歴史が多すぎる。すぐに閉山したい」
これを聞いて、熊谷監督は強くこう思った。
「三池で生きた人々を葬り去るのか」

この熊谷監督の思いを象徴するような瞬間があった。炭鉱の労働によって塵肺となり、呼吸器をつけて暮らす老人にインタビューをする場面だ。老人は、体をがたがたと揺らし、喉をぜいぜいと響かせ、渾身の力を込めて語る。「歴史の闇へ葬らないでくれ」全身でそう語っているかのようだった。

映画は、三池炭鉱に関わった人々へのインタビューを中心に進んでいく。三池争議で分裂した労働組合、炭塵爆発で後遺症を負った労働者、強制労働させられた外国人捕虜、などインタビュー対象者は非常に多岐に渡っている。もちろん立場も様々だ。ある人にとって三池は、労働の誇りであるし、ある人にとっては、苦々しい過去の遺物なのだ。それら出来るだけ多くの人々の声を掬い上げて、一つの炭鉱の物語をつむいで行こうとする監督の姿勢が伺えた。

会場に置いてあった、ごつごつとした黒い塊。手にとって見れば、ずっしりと重い石炭であった。この石炭の質感は象徴的だった。「三池 終わらない炭鉱の物語」には、石炭の肌触りを手のひらで確かめているような生々しさがある。それはきっと、監督の眼差しが、炭鉱で生きる人々の営みに肉薄しているかだろう。

浜岡原発 と ルハニ・コールさん

浜を歩くルハニさん


Days Japan というフォトジャーナリズム月刊誌があります。その雑誌が主催する第2回DAYS国際フォトジャーナリズム大賞で、一位を受賞したルハニ・コールさんという方がいます。この時一位を撮った写真は、絵画のようでありながら、インドの男子誕生に対する圧力を浮き彫りにした、本当に見事なものでした。

そのルハニさんに同行する機会がありました。場所は浜岡原発。上の写真は、浜岡原発が見える浜を歩くルハニさんの姿です。幾つもの現場を歩いてきたジャーナリストは、浜を歩いているだけでも説得力があります。取材の現場で、取材する方に惹きつけられてしまうというのは、珍しい体験でした。

浜岡原発 を 撮る

浜岡原発との格闘


わけあって浜岡原発に取材へ行ってきました。
浜岡原発は中々メディアでは取り上げられないですが、
実に危険な要素を多くはらんだ発電所です。

簡単にまとめると、
1.浜岡原発は東海地震の震源域に建っている。
2.浜岡原発は地震に耐えられるだけの耐震性がない。
関係者の内部告発
3.原発がメルトダウンすれば首都圏に死の灰が降る。
ということです。
(くわしくはこちらを参照)
音楽の関係者で言えば、坂本龍一さんが反対署名の賛同人になりました。

取材に同行された方が、
原発の近くに住んでいるという近所の主婦の方にお話を聞きました。
「近くに原発があって不安じゃないですか?」
主婦の方はこう言われました。
「豚の奇形が出たという噂は聞いたけど、子どもの奇形が出たという噂は聞いたことが無いから大丈夫じゃないかしら」

浜岡在住ではない自分がこんな噂を聞くと、えっ!豚の奇形が出たの?地震云々抜きにしてやばいやん、などと思ってしまうのですが、長い間原発の近くに住んでいると慣れてしまう事もあるのでしょうね。水俣での例もありますが、事が起こってしまうまで人は案外存外に過ごしてしまうものなのでしょう。

・・・こういう取材で写真を撮っていると、
ずんべらしている場合ではなくなります。

Animal Collective と Vashti Bunyan

Prospect Hummer
Animal Collective
B00080COSI


70年に一枚だけアルバムを発表した後、35年間も何の音源も発表しなかった、Vashti Bunyan 。ブリティッシュ・トラッドの姫と呼ばれ、伝説化していましたが、Animal Collective と組んで降臨なさいました。Animal Collective の太古に立ち返ったような原始的な響きに、Vashti Bunyan の神秘的な歌声が重なるものですから、あちらの世界を垣間見たような心地になります。お盆に墓参りもしなかった自分ですが、霊験あらたかな気持ちになれるのはこのシングルのおかげです。なんちて。

鼻歌が聞こえる。
近くからでもない、かといって遠すぎない距離で誰かが鼻歌を唄っている。よーく耳を凝らしてみれば、どうやらお風呂場の方かららしい。そのうち、聞こえてくるのが鼻歌だけではない事に気づく。洗面器をたいこに、ホースを笛に、唄い上げる沢山の声。―おそるおそる風呂場に近づいてみる。音と声は大きくなり、胸の鼓動が早くなっていく。
唾を一のみ、バタンと扉を開け放つ。
・・・何てことはない、いつもの風呂だ。
違うのは、かすかにかすかに鳴っている、確かな残響音。


初めてこのシングルを聴いたときには、そんな妄想をしたものです。
妄想って楽しいですね。

Template Designed by DW99

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。